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フィリピンのダンスパフォーマンス!!

クリスマスシーズンになり、フィリピンではそこらじゅうでクリスマスパーティが開催されています。この時期に日本人がつくづく感じるのは、『フィリピン人はなんてダンスが上手なのだろうか』と。子供からお年寄りまで皆ダンスが本当に上手い!!日本人が到底かなわないレベルである。

そんなフィリピンでのクリスマスパーティには必ずダンスの発表がある。残業はしなくても、仕事後のダンスの練習は黙々と行うのがフィリピン人。本当にダンスが好きなんですね~。そんなフィリピン人の素晴らしいダンスをご覧ください。

 

 

 

 

どうでしょうか?本当に楽しそうにダンスをしてますよね。見てる人を喜ばすためというよりも、自分がめいっぱい楽しむためにダンスをしているようです。その楽しそうな姿をみて、観客も喜ぶのでしょうね。フィリピン人はみな生粋のエンターテイナーです(^.^)

 

 

目に見えないケア

フィリピンで生活していると日本ではなかなか出会えない面白い人に出会います。特に私は交流会を開催していますので面白い人に出会う確率が高いです。その中で最近出会って仲良くしている方は、日本人占い師の女性です。

(イメージ画)

 

日本人交流会で彼女を見かけた時、『ただ者ではないオーラ』を感じました。表向きは不動産業界にいるが、本職は占い師とのこと。私は、(自分とは異なる変わった人)、(何かに突出している人)には積極的に会うようにしているので、早速彼女と会う約束をして、その後占いを受けることにしました。

彼女の占いの基本は占星術で、占いの内容については『なるほど~』と納得のいくことが多くありました。ちなみに皆さんは【帝王切開】の由来はご存知ですか?諸説があるのですが、中国では占星術によって皇帝が生まれる誕生日が決められており、その誕生日を守るために帝王切開で出産したという説があります。生まれた日、時間、場所と天体との関係で、その産まれてくる赤ちゃんの運命がある程度決まるということです。帝王になるためには、この日、この時間に生まれなくてはならないため、自然分娩ではなく、切開して生み出す、ことから【帝王切開】という言葉が出来たようです。占星術には長い歴史があり、深い叡智を感じます。

さて、私の占い内容は置いといて、彼女からの興味深い話を聞きました。占い師として以前はメディアにでるくらい有名であった彼女がなぜフィリピンに来たかというと、その理由は日本の介護問題にありました。依頼主から様々な悩み事を打ち明けられるのですが、その中で辛い相談事の一つが、親の介護についてだそうです。在宅介護に疲れ切り、先の見えない介護のスパイラルにはまってしまった介護者から『私の親はいつ死にますか』という相談が一番辛いと話してくれました。

私自身、数年前に父親をがんで亡くしました。がんの宣告を受けてから家族の状況は一変し、すべてが父親の看病を中心とする生活になりました。父親の病状で一喜一憂をする日々は薄氷を踏む思いで、本当にいつ家族のバランスを失ってしまうのかわからない状態でした。なので、在宅介護に疲れ切った中年の息子さん、娘さんの気持ちはよくわかります。

日本の介護を取り巻く状況に光が見えず、海外から介護問題を解決する方法はないかと考えて、フィリピンに来られたようです。意外なところで私と想いが一致して、それからは介護と占星術という一見すると全く異なる分野から、これからの日本の介護について議論を深めています。

 

話は変わりますが、私はフィリピンの高齢者施設を調査しています。介護後進国のフィリピンに日本の介護問題の解決策があるのではないかと考えているからです。そこで面白い光景に出会いました。日本のグループホームのような施設に介護ボランティアをしていた時のことです。居室でオムツ交換の見学をしていると、突然白い服をきた初老の男性が本を片手に入ってきました。フィリピン人スタッフは全く気にせずオムツ交換を続けていたので、私も傍観をしていると、その男性は本を読みだしました。後で話を聞いてみると、地域に住むその初老の男性は、毎週日曜日にボランティアで聖書を読みに来てくれるようです。

 

オムツ交換の時に聖書を読まなくても。。。とツッコミどころはあるのですが、本人はとても真剣に聖書を読んでくれてました。タガログ語なので内容は分かりませんが、おそらくは人としての生き方やあり方についての話だろうと想像します。

また、別の高齢者施設で、韓国の宗教団体が運営し、身寄りのないお年寄りをケアしている施設があります。様々な理由で路上生活をしていた高齢者の方々が生活をしています。もちろん入居費用など支払えませんのですべて無料です。個室もなく、訪ねてくる家族もいませんが、入居者の皆さんはとても穏やかな表情をしています。私にはそれが不思議でなりませんでした。私なりに理由を探ってみると、施設に住み込みでケアを行っているシスターの高い精神性、そして、1日2回みんなで集まって行う祈りや、日曜日に行うミサが、入居者やケアスタッフに安らぎを与えているのではないかと感じました。

 

 

日本は、先進国であり物理的には進んだ国です。しかし、生老病死の苦しみに直面した時に、寄り添える何かが足りない。それが宗教なのか、心理学的な心のケアなのか分かりませんが、その何かを探って創り上げていくことが、日本の介護問題解決の糸口になるのではなかと感じています。フィリピンはいつも、私にいろいろなことを考える機会を与えてくれます。

 

 

メールと名刺の行く末

半年に1度のペースで、マニラ日本人交流会、通称『ワインの会』を開催しています。2013年から始めましたので5年間続いている交流会です。そもそもの始まりは、私がまだ30歳になったばかりの時に、同じ年の某通信大手にお勤めの駐在員と一緒に『アラサーの会』をはじめました。アラサーの定義を20~30代として、マニラで働く同世代に声を掛けて定期的に集まっての飲み会です。徐々に人数が増えていき40~50人くらいまで規模が拡大しました。

『アラサーの会』の認知度が高まるにつれて私の元のこのような苦情が届くようになりました、『私は40代なのでアラサーの会に参加できません、福井さん、なぜアラフォーの会を開催しないのですか』と。同様に、50代の方からは、『なぜ年齢制限をすのですか、アラフィフの会も開催してください』、しまいには60代からも『アラシックスの会を!!』という声があり、このままでは収集がつかないため『ワインの会』というどの世代の方にも参加できる交流会を始めることになりました。

現在のマニラ日本人コミュニティでは、頻繁に『80年生まれの会』『82年生まれの会』『74年生まれの会』などなど細かく年代を分けての交流会があります。同世代ならではのトピックスもありますし、それはそれで楽しい交流会ですが、私の場合は以上の理由のため全世代を対象とした交流会を行っています。

 

今回も20代から60代まで幅広い方々にご参加いただきました。

(写真を撮ったのがイベントの後半であったため50代~60代の方々は気分よく酔って既にお帰りになっていました(笑))

 

さて、このような交流会を5年間も開催していると時代の変化を感じることがあります。それは、コミュニケーションツールの変化です。『ワインの会』開催当初の2013年から、会の案内はメールで行っています。ただメールでの一斉送信ですと、迷惑メールに入って見落としてしまったり、すでに帰任されている場合のアップデートが必要だったりなど、不自由な点があります。そこで、最近ではメールと併用してフェイスブックを使っての告知もしてます。主に20代~30代の方には有効な手段で、フェイスブックのメッセンジャーで簡単にシェアもできるため拡散力があります。

 

 

上記のグラフを見て分かるように、現在の10代20代はメールよりもSNSを活用しています。メール世代は私たち30代以降になります。20代の方が言ってました『メールはメンドクサイ』と。確かに、メールのやりとりを何度も繰り返すよりも、SNSを使ったほうがサクサクッと話が進んでいきます。今の20代が社会の主力になる10年以内には、メールはあまり使われなくなる世の中になりそうですね。

そして、名刺です。時代の流れが速い現代において、名刺に書かれている情報もすぐに古くなっていきます。転職したり、職種が変わったり、複数の仕事を同時に行っていたりとすると、名刺で毎回アップデートするのは難しいですね。所属や肩書、職種よりも、本人にフォーカスしたSNSで繋がっていたほうが、自然とアップデートできて便利です。『私はSNSやりませんので』なんて言っているとどんどん時代から取り残されていきますね~。『ガラケーに慣れているので、今更スマホは使えません』と言っている人と同じくらい時代遅れになっていくかもですね。

ガラケーで思い出しましたが、かたくなにスマホを使うことに拒否し続けていた60代の経営者の方が、周りの圧力にとうとう屈服しスマホを使うようになりました。その方から写メ(この言葉もそろそろ死語になりそう)が送られてきたいのですが、なんと手書きのメモを写真で撮って送ってきたいのでした!!その方曰く、文字の打ち方が分からないが、写真だけは撮って送ることができるので、相手からのSNSの内容を読んで、返信は手書きのメモの写メで行っているようです(笑) 新しい形のコミュニケーションですね(^^;)

テクノロジー最先端の中国では、SNSといえば、動画ではなくライブ配信が主流になりつつあるようです。中国のテクノロジーの発展はすごいですね、支払いはキャッシュレスが当たり前。中国人の友達の話では、物乞いも現金は受け取らないで、スマホで課金してもらうとか。偽札の心配もなくキャッシュレスの方が断然便利だそうです。

このように時代はどんどん変化していっています。スマホの次のコミュニケーションツールはVR(バーチャルリアリティ)と言われています。仮想現実ですね。それが実現する日もそう遠くはないようです。その次は、テレパシーでしょうか?冗談に聞こえるかもしれませんが、私の高校時代のポケベルから今のスマホの変化はかなり劇的でした。それ以上の変化のスピードですから、何が起こっても不思議ではありません。大切なのは常に自分自身を変化(アップデート)し続けていくことだと思います。世代をまたいだ交流会は、自分の今の立ち位置を確認するよい機会になりますね。

 

池の水その後。。。

以前こちらのブログでもお伝えしました『緊急SOS 池の水全部抜く』は無事に放送されました。初海外からのSOSということで3時間スペシャルで取り上げてもらいました、テレビ東京さん、ありがとうございます!!今回の池の水全部抜くのプロジェクトに関わり、改めて【異文化理解】の奥深さについて学びましたのでシェアさせていただきます。

 

フィリピンの国立公園にある日本庭園。この庭園は元は日本の団体である『一般財団法人 フィリピン協会』が作ったものです。その後、日比友好のために、こちらの日本庭園をフィリピン政府に寄贈しました。従って、日本庭園という名前はついていますが、所有者はフィリピン政府となります。

 

 

ところが、フィリピン政府管轄の国立公園開発委員会の管理があまり行き届いていなく、池の水がどんどん汚くなってしまいました。そこで、日本庭園を定期的に掃除をしている日本のボランティア団体、『マニラ会』を通して、番組にSOSを送りました。送り主は私です。

私はこう考えました、〝フィリピンの国立公園開発委員会はお金がなくて池の水をきれいに掃除が出来ない、ならば日本のテレビ番組にお願いして池の水をきれいにしてもらおう!そうすれば、きっとフィリピン人に喜んでもらえるはず〟そういう想いで番組に応募しました。

ところが、私の想いとは裏腹に公園スタッフは積極的に協力をしようとはしてくれませんでした。〝なぜなのだろうか?〟この提案は、日本サイドのお金で池の水がきれいになって、フィリピンにとっては嬉しいはずなのに。。。もしかしたら、池の水を抜くことで、公園スタッフにとっては余計な仕事が増えるのを懸念してかと思い、私は『池の水を抜く許可だけくれればあとはすべてこちらで対応します!』と約束をして半ば強引に推し進めていきました。

 

 

そして、当日

 

順調に池の掃除も進み、マニラ在住の子供たちも喜んで魚を捕まえたり、泥遊びをしたりと楽しんでいました。一方、フィリピンの公園スタッフは、約束通り?一切関わってきませんでした。

 

 

とにかく、大量に取れる外来種のティラピア

 

衝撃の5000匹以上です!!

 

ティラピアはフィリピンでは食用として有名であり、市場に行けば買えます。

 

ところで、なぜこんなにも日本庭園の池の中にティラピアが大量にいるのか、不思議に思いませんか?私はこの企画を進めるにあたり、その理由を長く庭園を見守ってきたマニラ会の会員に尋ねてみました。その方の回答は、〝池の水は地下水をくみ上げているので、その中にティラピアの卵が混ざっていて、それが繁殖しているから〟とのことでした。もっともらしい理由で私も納得していました。

 

 

しかし、猛獣ハンター加藤先生から衝撃の事実が明らかになりました。なんと!!

 

そうだったのかーーーー!!!!ティラピアを養殖していたという衝撃的な事実が明らかになりました。確かに、夕方頃に日本庭園をのぞいてみると、公園スタッフが釣りをしている姿を何度か見かけました。あんなに汚い池の中にいる魚を捕まえて、まさか食べるという発想はまったくなかったので、ただの暇つぶしで釣りをしているのだと思ってやり過ごしていました。

しかし、意識的に誰かがティラピアを池に放流し、育てて捕まえて食べていたとは!!!私はその事実が信じられず、加藤先生に〝地下水から卵が繁殖して増えたのでは?〟という説をぶつけてみましたが、〝それはない!!〟と断言されてしまいました。

(ロケ後の打ち上げの様子、この席で加藤先生に確認しました。。。)

 

 

捕獲後の大量のティラピアはすべてフィリピン人ワーカーが持って帰りました。数が多すぎるため、公園のガードマンや清掃スタッフにも配ったようです。

 

これで、なぜフィリピンの公園スタッフが非協力的な理由が分かりました。日本庭園はティラピアの養殖場だったからです(笑) 池が濁っていたためその事実が分かりませんでしたが、池の水を抜いてみて明るみに出ました。もちろん全ての公園スタッフではなく、一部の人たちが養殖池として利用していたのだと思いますが、これは全くの想定外の出来事でした。。。

 

 

フィリピンに来て約7年。まだまだこの国を理解するには時間が必要だと痛感した出来事でした(^^;)

 

 

フィリピンの結婚式

先日まごのてグローバルの仲間が結婚しました(^^♪

 

奥さんは美人のフィリピン人女性!!国際結婚となりました。出会いはまごのてグローバルが定期開催している、『Friendship party for Japan and Philippines(日比友好パーティ)』で彼が一目ぼれをしたようです。

 

 

その後、彼の猛アタックの末、1年前からお付き合いが始まり、めでたく結婚となりました。良かったですね~。まごのてグローバルの日比友好の場を最大限に活用したのが、まごのてグローバルのスタッフとなりました(笑) やはりこれからの時代は、プラットフォーマーになることが大切ですね!!

奥様の家族も田舎から参列されました。

 

フィリピンは本当に家族を大切にする国民です。奥様が一生懸命に日本語で彼の家族のためにスピーチをしているシーンが印象的でした。

 

来年から毎年1万人の外国人介護士が日本に行くことになります。きっと日本でも国際結婚がどんどん増えていくでしょうね~!!お二人ともおめでとうございます!(^^)!