海外介護事業サポート

アジア開催の認知症ケアイベントに参加した感想【まごのてグローバル】

福井淳一@海を渡った介護士

「日本の介護を世界に届けること」に情熱を注ぎ、外国人に介護を教えたり、異業種とコラボして介護事業を開発をしたり、海外介護労働者を送り出したりしています。

福井淳一@海を渡った介護士です!

元プロボクサーの介護福祉士&社会福祉士&精神保健福祉士で、フィリピン在住です。


The Purple Angel(イギリスの認知症ケア団体)が主催する、フィリピン開催のイベントに参加してきました。フィリピンはもちろん、インドネシア、マレーシア、シンガポールから参加者が集まりました。
朝8時半から午後5時までという長丁場のイベントで、14人のゲストスピーカーが代わる代わるステージに出て、プレゼンをするというてんこ盛りの内容でした。

てんこ盛りのプログラム

ラストから2番目の出番である私は、ある程度想定はしていましたが、案の定、時間が押したため、40分で準備したプレゼンを15分に短縮しなくてはならず、自ら携帯のアラームをセットして舞台に上がりました。さすがは、柔軟な時間で過ごす東南アジアのイベントですね(笑)

まずは自己紹介から

プレゼンの途中でアラームが鳴り、きっちり15分で切り上げたのがよかったのか、疲れが見え始めていた聴衆からは拍手が沸き起こりました。内容よりもタイムマネジメントを優先した決断は、我ながらあっぱれです。
とはいえ、15分でも聴衆の心は掴めたようで、マレーシアのお医者さんからは、マレーシアで開催する老齢医学の国際イベントにゲストスピーカーとして参加しないかと誘われました。

マレーシアの老齢医学が専門の医者Dr Lim

学術的な発表が続く中、素人でもわかるように紙芝居形式で認知症ケアを伝える手法が、斬新に映ったのだと思います。

さて、他国のゲストスピーカーのプレゼンを聞いていると、ところどころで日本の話題が出てきました。Long term care insurance(介護保険)や、Speach therapist (言語聴覚士)など、日本ではなじみのワードが、アジアでは珍しいようです。
今回、アジア開催のリアルイベントに参加して、改めて日本の介護を世界に届ける意義を感じました。世界が日本の介護を求めているからです。
残念ながら日本人の参加者は私一人でしたが、だからこそ、もっと世界に関心を向けてもらえるように頑張ろうと思いました。

日本人、あるいは日本で介護を学んだ外国人が活躍できるマーケットは、日本国内だけではないのです。そのことを伝えるためにも、私自身が情熱をもって、日本の介護を世界に届けていきます。

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