みなさん、こんにちは!
さてセブ総会の様子もこちらがラストの記事になります。
総会の翌日、まごのてグループの皆さまとNPO法人「セブンスピリット」さんを訪れました。
入口の階段を上っていくと子どもたちが描いた絵が飾られています。中では子どもたちが一所懸命に楽器の練習をしていました!
それもそのはず、視察当日はセブ日本人会のお祭りの日!!
子どもたちもお祭りで演奏する予定です!
スタッフの永田さんに案内していただき、別室にてフィリピンの貧困について説明していただきます。
現在、セブンスピリットさんに通っている子どもの中には近くのスラムから来ている子もいるそうです。
【下:永田さんよりフィリピンの貧困の現状をお聞きする】
永田さんより、セブンスピリットさんでは楽器を使い、音楽にてスラムの子どもたちの情操教育に取り組まれていると教えていただきました。
では、何故音楽なのか?
フィリピンでは音楽や体育などの授業が科目としてはっきりと決まっていません。
楽器が弾けることで大学へ奨学金がもらえ、通ことができる可能性があるそうです。スラムから大学へ行くことはとても困難ですが、音楽に通じていることでその道が開けることもあります。また楽器が徐々に弾けることにより自信もついてくるそうです。
貧困の現状について学んだ後、実際に子どもたちが歓迎の演奏会を開いてくれました!楽器は寄付にて集められてたものです。
【左下:永田さんの指揮に合わせて演奏】【右下:ピアニカなど日本でお馴染みの楽器もあります】
演奏曲はどれも私たちが知っているものばかり。子どもの「演奏会」と思っていましたが、実際はオーケストラ!!あまりの上手さに驚きました!!お返しにK社長より音楽のお返し♪♪
K社長の音楽に合わせ、子どもたちと「ふるさと」の合唱です!!
演奏の後は実際にセブンスピリットさんへ通って来ている子どもが住んでいるスラム街へ向かいます。
通常、観光客の方が行くと危険と言われている場所ですが、セブンスピリットさんの活動が周りの方にも理解され、子どもたちも通っていることもあり、安全にお邪魔させていただきました。
【上右:】中は太陽の日が差している箇所は明るいのですが、他の場所はとても暗いです。
実際に中に住んでいる方はどんな方々なのでしょう?
皆さん、とても明るくカメラを向けると笑顔で応えてくださいます。
厳しい環境にいるとは思いますが、「いつでも笑顔を忘れない」という大事なことを教わりました。私も以前、NPO法人にいたことがあり、実際に食事の支援を貧しい地域の方々にしたことがありますが、その時は「食事が足りなければ、その次の行動に繋げることができないのでは」という考えにありましたが、セブンスピリットさんのように情操教育を継続的に支援をしていくことにより、また違う支援の方法があることがわかりました。食事を満足に食べることが出来なくても、音楽を通し、「人を喜ばせる」、「人に褒められる」ことに嬉しさを感じると、子どもはどんどん夢中になっていきます。その事が彼らの将来へと繋がっていくのだと感じました。
最後になりましたが、お祭り当日にも関わらず我々の視察を受け入れて下さった田中さんと永田さんへこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。
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