福井 淳一
社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、
Dementia Care Expert(認知症ケア専門士)
- 1980年、神奈川県生まれ。
- 2003年 日本社会事業大学 福祉計画学科 卒業。
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History
2000年よりスタートした介護保険制度に伴い、今後は日本の介護も『サービス業』として質の向上が求められると考え、民間の介護サービスが充実しているアメリカで介護とシニアビジネスを学ぶことを志す。
2003年に大学卒業後渡米。サンフランシスコ郊外にある日系人高齢者グループホームにて住み込みで働く。アメリカでの介護経験を通して東南アジアや南米の介護士や看護師が、文化や言語の異なる『外国人』に医療&福祉サービスを提供する現実を学ぶ。日本の介護業界での人手不足を体験しているため、今後は日本でも多くの外国人介護士&看護師が働くことになるだろうと考えるようになる。
2008年よりEPA(経済連携協定)が結ばれて、フィリピンとインドネシアから介護士が日本で働くようになるというニュースを聞き、アメリカからスタートした世界一周旅行の途中でフィリピンへ立ち寄ることに。マニラにある介護士養成施設でフィリピン人と一緒に介護士コースを受講し、フィリピンでの介護技術や介護に対する考え方を学ぶ。帰国後は様々な形態の高齢者施設で経験を積み介護福祉士の資格を取得する。
2009年より再び来比してフィリピン資本の不動産会社で働く。
2012年不動産会社で勤務する傍ら、シニアビジネス専門のコンサルタント会社を設立する。フィリピン人看護師の留学支援やEPA不合格者の再チャレンジプログラム、日本人介護士向けグローバルリーダー育成プログラムなどを実施。2019年から介護職特定技能向け技能評価試験対策のクラス運営、介護&医療職員向け海外研修ツアーなどを開始。国際認知症ケア連合認定のDementia Care Expert(認知症ケア専門士)に、日本人初の合格。外国人介護人材の育成と共に、アジアに日本の認知症ケアを広めていく活動に従事する。
2021年新型コロナウィルスによるパンデミックのため、帰国。京都の訪問介護事業所で、ヘルパーとして働く。在宅の障害者支援に2年間従事する。高齢者施設介護と障害者の在宅支援の双方の介護現場を経験したことで、介護保険制度と障害福祉サービスの理解が深まる。その結果、日本の介護とは、高齢者介護と障害者支援の2つの異なる介護によって成り立っていることに気づき、日本の介護を俯瞰する視点を得る。
2023年来比。ケアワーカーの送り出し機関に所属する。外国人介護人材の育成と認知症ケアの啓もう活動を再開する。